世界遺産の基礎 日本
2013年6月現在、世界遺産条約は190か国が締結しています。
世界遺産リストには981件の世界遺産が登録されいて、文化遺産(759件)、自然遺産(193件)、複合遺産(29件)があります。
《日本の世界遺産17件》
法隆寺地域の仏教建造物(1993、文化遺産)
姫路城(1993年、文化遺産)
白神山地(1993年、自然遺産)
屋久島(1993年、自然遺産)
古都京都の文化財(京都市、宇治市、大津市)(1994年、文化遺産)
白川郷・五箇山の合掌造り集落(1995年、文化遺産)
原爆ドーム(1996年、文化遺産)
厳島神社(1996年、文化遺産)
古都奈良の文化財(1998年、文化遺産)
日光の社寺(1999年、文化遺産)
琉球王国のグスク及び関連遺産群(2000年、文化遺産)
紀伊山地の霊場と参詣道(2004年、文化遺産)
知床(2005年、自然遺産)
石見銀山遺跡とその文化的景観(2007年、文化遺産)
小笠原諸島(2011年、自然遺産)
平泉‐仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群(2011年、文化遺産)
富士山-信仰の対象と芸術の源泉(2013年、文化遺産)
今後5~10年以内の登録を目指している遺産があります。
拡大1件を含む12件の世界遺産候補が日本の暫定リストに記載され、2014年の世界遺産委員会では「富岡製糸場と絹産業遺産群」が登録に挑戦する予定です。
自然遺産としては「奄美・琉球」が2014年の暫定リスト記載を準備しています。
武家の古都・鎌倉(文化遺産)
彦根城(文化遺産)
飛鳥・藤原 - 古代日本の宮都と遺跡群(文化遺産)
富岡製糸場と絹産業遺産群 - 日本産業革命の原点(文化遺産)
長崎の教会群とキリスト教関連遺産(文化遺産)
国立西洋美術館本館(文化遺産)
北海道・北東北の縄文遺跡群(文化遺産)
宗像・沖ノ島と関連遺産群(文化遺産)
九州・山口の近代化産業遺産群(文化遺産)
金を中心とする佐渡鉱山の遺産群(文化遺産)
百舌鳥(もず)・古市(ふるいち)古墳群(文化遺産)
平泉‐仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群(文化遺産)の拡大
日本は2007年まですべて一発登録でした。
2008年に「平泉 - 浄土思想を基調とする文化的景観」が日本初の登録延期となり、翌2009年と2011年には国立西洋美術館本館が6か国の作品をまとめた「ル・コルビュジエの建築作品 - 近代建築運動への顕著な貢献 - 」のひとつとして推薦されたが、これも登録に至りませんでした。
「武家の古都・鎌倉」は2013年の世界遺産登録を目指していましたが、同年4月末にICOMOS(イコモス=国際記念物遺跡会議)による不記載勧告を受けて推薦を取り下げました。
世界遺産委員会で不記載の決定を受けると再推薦が不可能になるため、世界遺産登録の可能性を残すための措置だったとのことです。